【SONATINE MUSIC】旅立ち (ホルン四重奏)
1989年に公開されたスタジオジブリの映画「魔女の宅急便」で流れる一曲。音楽は久石譲さん作曲です。 作品冒頭、キキがホウキに乗って飛び立つシーンで聴くことができます。
*編曲する上で意識したこと*
これから起こる出来事にワクワクしているキキ、まだ小さいキキが自分のもとを巣立つことがちょっぴり寂しい父と母、そして画面全体の景色が一気に変わっていく物語の展開。様々な心情と景色が一つの場所に表現されている場面で流れる曲だと感じたので、各要素を音でどう表すかを意識して考えました。
原曲ではメロディーラインを担当する楽器が変わるところは、スラーの有無で表現しています。ぜひスコアを見て、目でも楽しんでもらえたら嬉しいです。
*演奏者さんへ*
原曲の雰囲気を考え、全体的におとなしめのニュアンス、強弱記号を設定しています。
Dで八分音符にスタッカートが付いているパートは、息のスピードを怖がらずに上げて、音を切ることを意識するより音楽を前に運ぶことを意識すると音をはっきり発音しやすいかと思います。
*原作鑑賞時の思い出*
キキのあっけらかんとした前向きでのどかな様子が音楽にも現れてるのかな、と思いました。 反面、急な旅立ちに心配そうなお父さんとお母さんの様子が印象的でした。