【SONATINE MUSIC】旅立ちの日に(ホルン四重奏)

  • 作曲:坂本浩美 (補曲:松井孝夫)
  • 編曲:小口 遥
  • 出版:SONATINE MUSIC
  • 価格:USD20.00

1991年に埼玉県の中学校教員だった坂本浩美さんによって作曲されました。作詞は当時の勤務校の校長先生が、卒業する生徒のために何か作りたいという思いから作られたそうです。数年かけて全国で歌われるようになり、今では卒業シーズンの定番ソングとして日本全国に定着したようです。

*編曲する上で意識したこと*

1番の歌詞は景色を表現したり、1人称視点での言葉が多いかと思ったので、声部を控えめにしてあります。

近年は生徒数が多くない学校も増えている現状から、大人数での合唱を模した響きより各声部の音の進みをより明確に楽しめる編曲にしたいと考えて作りました。

*演奏者さんへ*

最初の1小節目が奏でられた時から、曲や場の雰囲気によって泣ける曲ではないでしょうか。最初の和音は4人で吹くけど、なるべく音量音色共に落ち着いた音で演奏できると、しっとりとした雰囲気を出せると思います。

合唱で歌う時と同様、Hからのメロディーラインは、旅立つことの決意を表現するためにはっきり演奏すると、最後に盛り上がって素敵に終われると思います。また、Jからの後奏は、H,Iで燃え尽きがちですがなるべく淡々と落ち着いて音を出せると最後まで満足できる演奏につながると思います。計画的に演奏してみてください。

*原作鑑賞時の思い出*

テレビCMで、澄んだ空気の体育館で歌われるこの曲を聴いて、なんて綺麗で素敵なな歌なんだろうと思ったのが最初の印象です。

主に混声三部合唱で歌われることを多く聴いたことがあり、最初は一つの旋律だったものが3つの音の重なりになっていく展開が素敵だなと思っています。