深い闇の中の静謐な月の光を表しているような第一楽章、強い風の吹く水面に映る月を表しているような第三楽章にはさまれたこの曲第二楽章は、
二つの特徴的なパーツに挟まれた束の間の休息のような楽曲だと私は感じます。
挟んでいる二つの楽章があまりに有名で大曲なだけあって、あまりこの楽章は馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、可愛らしい曲だなぁと思い今回アレンジしました。
月光ソナタという呼ばれ方そのものはベートーヴェン自体がしていたものではなく、しかし題名を含めて曲の持つキャラクターによって時代や場所を超え、いろんな方々の心を動かしています。
この曲も、音域もリズムも難しくはないのでいろんなところでいろんな方々に演奏してもらえると嬉しいです。